2020年09月24日

中邑賢龍先生のお話を聴いてきました

9月15日に、東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍先生のお話を聴いてきました。先生は異才発掘プロジェクトROCKETなど、ICTを活用した社会問題解決型実践研究を推進されています。テレビなどメディアにも積極的に出られているので、ご存じの方も多いかもしれません。

研修では、先生のプロジェクトの旅の中で起こった様々なエピソードを、映像を観ながらお話してくださいました。北海道の農場での弦楽四重奏。演奏の決まったフレーズで共鳴する馬…感動がいっぱいでした。全てのお話を共有しきれないのが残念なほどです。

 

そして先生のお話には、「かわっていても、いいんだよ。このままで大丈夫。」というメッセージがありました。

子どもの特性を生かすためには、教育や保育はシナリオだけあればいい。(子どもに気づかれないように)もっと何にもしなくていい、ただ先生がやりたいことに寄って来て、「うわぁ」と気づくような工夫をしておくこと。目標を設定せずに、ゆらぎ、移ろえる時間を作ると、色んなものが自然にちりばめられて、面白い発見があり、子どもの意欲や、創造性を育むことにつながるということ。

子どもを変えるのではなく、大人は、子どもの特性が発揮できる環境を整えることが大事なのだとあらためて気がつかされたお話でした。

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