2022年02月17日

大切にしたいもの

2月3日は何の日でしょうか…

そう、2月3日は節分の日。立春の前日を節分ということが定着し、近年は恵方巻を食べる日として、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、様々なところで宣伝がされています。(もとは大阪の文化です。)さて、この節分はいったい何のための慣習なのでしょうか。

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昔の中国から伝わった風習がもととなっているそうです。この時期は年の変わり目であり、冬から春に季節が変わり、変化が大きく、鬼が民衆に疫病などをもってくるという考えから、鬼を追い払い、健康であることを願って始まったそう。

日本には、ほかの国から伝来したもの、自国の中で発展してきた文化、食文化がたくさんあります。

さて、おはぎ・ぼたもち、はどちらも同じ食材を使って作りますが、呼び名が違います。おはぎは、萩の季節に、ぼたもちは牡丹の季節に頂きます。萩の季節は秋、材料の小豆が旬を迎え、収穫したての小豆を使いますから、皮が柔らかく、皮ごと食べてもおいしいので、粒あんで仕上げます。反対に牡丹の季節は春、旬を過ぎ水分が少なくなり皮が固くなってきた小豆をつかいますから、裏ごしをしてこしあんで仕上げます。

このように、食べ物の呼び名には理由があったり、その食材を使う理由があったりと、奥が深いのが日本の食文化です。

これから、日本の文化を伝えていく子どもたちには、正しくそして魅力的に発信していってほしいと思います。そんな思いを込めて、給食には行事食を取り入れています。2月3日は恵方巻、煎り大豆をおやつに提供します。思いが伝わりますように・・・。

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