2025年09月30日
保健のはなし
- 朝晩は涼しくなりましたが、まだまだ残暑の残る毎日が続いて、体調管理に気をつけてお過ごしのことと思います。今年の夏は猛暑で、感染症も胃腸炎・りんご病・
新型コロナなどの罹患報告がありました。
9月は、《季節の変化》による日照時間や気温の変化や、長期でお休みをしていた子は、《休み明け》による生活リズムの変化で体調を崩しやすかったり、疲れが出やすかったりします。『朝ごはんはしっかり食べているか』『しっかりと睡眠はできているか』『排便しているか』確認していただきたいと思います。
元気な子どもの合言葉「早寝・早起き・朝ごはん」~足立区HPより一部抜粋~
足立区では、子どもたちの健やかな成長に欠かせない「基本的な生活リズム」を身につけるための取り組みを推進しています。
「早寝・早起きが大切」といわれているのには生物学的な根拠があります。
朝日をあびて生体リズムを地球リズムにリセット!
人の生体リズム(睡眠、体温、ホルモンなど)はおよそ25時間サイクルで刻まれて
います。しかし地球の周期は24時間なので、放っておくと生体リズムにズレが生じてき
ます。そのズレをリセットしてくれるのが朝の光です。寝ていても、脳が光を感じ、生体
リズムが地球リズムにリセットされます。生後4カ月頃から、朝の光を手がかりにして
昼夜の区別がつくようになります。
セロトニンはこころ安定ホルモン!
朝の光をあびて、日中、活動すると「セロトニン」というホルモンが分泌されます。
セロトニンは、こころを穏やかに保つ働きがあります。ぜひ早起きして、たくさんの光を
あびて、昼間に活動しましょう。
夜暗くしないと出ないメラトニン!
「メラトニン」は、細胞を守り、思春期まで第二次性徴の始まりを抑えるホルモンです。メラトニンは特に1歳から5歳頃までが、たくさん分泌される時期です。しかし、暗くしないと分泌されないので、夜は暗くして眠ることが大切です。
睡眠時にたくさん出る成長ホルモン!
生後4カ月頃から、夜、寝ているときに、成長ホルモンが集中的に分泌されます。
4歳から6歳頃は寝入って最初の深い睡眠時に、まとまって分泌されます。成長ホルモンは脳や体の成長を助けるので、早寝をして、たっぷり睡眠をとりましょう。
元気のもとは朝ごはん!
頭とからだにスイッチオン!
体温があがり、頭も身体もすっきり目覚めます。
成長に大切な朝ごはん
からだがグングン大きくなるためには、3回の食事が大切です。
朝からスッキリ、よいうんち
腸を刺激し、便秘を予防します。
保育園の感染症予防については、手洗いや換気が基本になります。ご家庭でも感染症予防について今一度配慮していただき、子どもたちが元気に毎日保育園で過ごせるよう、ご協力よろしくお願いいたします。