2021年05月28日

心地よいことばを

観葉植物のお世話をしながら、癒しを得ている今日この頃です。植物も、「きれいだね」「いつもありがとう」など、声をかけながらお水をあげていると、元気にすくすく育つといいます。心地よいことば、メロディーは生きている全てのものにとって大事なものの一つなのでしょう。

そんな思いをめぐらしながら、先日参加したわらべうたの研修のことを思い出しました。その中で、あやし歌をたくさん教えていただいたのですが、わらべうたには赤ちゃんが心地よくなる要素がたくさんあるそうです。大好きな信頼する人の笑顔と声もその一つです。

赤ちゃんは大好きな大人のお顔をよく見ていますが、今気になるのは保育園では大人がマスクを常にかけていて赤ちゃんの発達に影響はないのか、というところだと思います。発達心理学と感情心理学がご専門の東大の遠藤利彦先生によると、人間の子どもは大人の口元をじっと見て、真似て音の発し方を獲得しているわけではないため、マスクで見えなくなるから発達に遅れが出ると考えなくてよいとおっしゃっています。それよりも大切なのはアタッチメント(愛着)がいい状態にあるということなんですね。

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