2025年07月22日
「やってあげるよ」~異年齢で育つもの~

KODAK Digital Still Camera

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土曜日の幼児保育。子ども達がそれぞれに遊ぶ中で、保育士の手伝いをしている年長児の姿があった。聞くと、保育士が2歳児で使う折り紙を折っているのを見て「てつだってあげる!」と言ってくれたようだ。
「△や□、○があったら、れんげさんたち(2歳児さん)楽しいと思うの」と保育士が準備して折った折り紙を線に沿って切るお手伝いらしい。
「どうすればいいの?」「この線に沿って切ってほしいのよ」「うん!いいよ」「そう?助かっちゃう。れんげさんも嬉しいと思うなぁ」そんな会話に他の年長児も「ボクもできる!」そして3歳児の年少児も「ボクもできる!」「ええ?いいの?じゃあお願い。」と加わった。
普段は一番年下となる年少児も2歳児にとってはお兄さん!『ボクだって、おてつだいできちゃうよ!』そんな誇らしそうな表情だった。
保育士も年長児には○を型取ってから切る作業を、年少児にはまずは真っすぐに切る作業をしてもらって様子を見て次のステップへ。と年齢に合わせたお手伝いをさりげなくお願いしていた所がさすがだ。
たくさん切れた折り紙をみて「れんげさんよろこんじゃう?」「うん!きっと喜ぶよ。○○ちゃんが切ってくれたんだよって言っとくね」「うん!」何ともほっこりする会話でした。
『お手伝い』って誰かのために行う事で『自分も役に立てた!喜んでもらえた!』っていう気持ちが育ちますね。身に着けて欲しい手先の作業も『やりたい』気持ちのある時は難しい事にもどんどんチャレンジできますね。そんな気持ちよく、楽しめる活動の中で優しい気持ち、できる事をそれぞれに身に着けていって欲しいなと思っています。