2019年12月27日
年の終わりに・・・
今年も残すところあとわずかとなりました。
保育園関連の出来事を振返ってみると、散歩中の列に自動車が突っ込んだ事故や保育士による不適切な子どもへの対応、保育園の突然の閉鎖等よくない出来事が沢山ありました。
この仕事をして18年目になりますが、改めてこの仕事の難しさを痛感している次第です。
何が難しいか、やはり、白か黒かハッキリ線が引けない(グレーな部分がとても多い)、その時々、子ども達一人一人に合わせて、またそれぞれの家庭に合った対応と考えると、専門的知識はもちろんですが、人生経験や社会経験、保育士としての経験等を総合してその時々で判断を下さなければならない、また時には職員みんなで考えなければいけない(全員で考えると余計袋小路に入ってしまう事もありますが…)ところです。
そうしたことをある程度一人で判断し、対応できるようになることが一人前の保育士になることだと思いますが(こうした事以外にも条件は沢山あると思いますが)、保育士を目指す人が少ない、一人前になる前に辞めてしまう等課題も多いです。
ですが、幸い当園には若く、真面目でやる気のある保育士が沢山います。そんな若い人達を一人前の保育士に育てること、それが私の今仕事をする上での一番のやり甲斐です。
いや「育てる」なんておこがましいかもしれません。
自ら育つよう、彼らの一人一人の持っているものを最大限発揮できる環境を作ることこそが私の役目かもしれません。
保育園にいる子ども達はありふれた言い方ですが、未来への宝だと思っています。その子ども達を保育する若い保育士さん達も保育園の宝だと思っています。
私自身もまだまだ未熟者で、まだまだ成長しなければいけませんが、こんな私の今までの経験、考えが彼らの成長の糧になってくれたら幸いです。
冒頭に上げた出来事が、一人前の保育士が沢山育ったところで何一つ変わらないかもしれませんが、人が育つことが何よりの明るい未来への希望になると信じて、いい年を迎えたいと思います。
それではみなさま、よいお年を。