2021年04月22日

歩く経験

4月も中旬を過ぎると暖かい日も増え、園児達も公園まで行く機会が多くなりました。

 

特に幼児クラスでは少し遠くの公園まで2030分ほど掛けて歩いていくこともあります。そういつも行ける訳ではないので、子ども達もとても楽しみにしていて、時間の事など忘れてとても楽しそうに歩いています(帰りは疲れて大変だったりすることもありますが)。

 

ただ単に「いつもと違う公園に行くから楽しい」ではなく(子ども達はそれでいいと思いますが)、私達は「歩くことは身体づくりの基本」と考え、0歳児クラスのうちから少しずつ近くの公園に保育士と手をつないで歩いていくようにしています。

 

保育士と歩けるようになったら、今度は友だちと手をつなぎ、そこから更に幼児クラスのように、大きな集団で交通ルールを意識しながら歩けるようになります。

 

大きくなったから歩けるのではなく、そうしたプロセスを0歳児クラスから少しずつ踏むことで、大きくなってから友だち同士長い距離でも歩けるようになります。

 

小学校に上がれば一人で歩いて学校に行くようになります。私達はそうした少し先を見据え、その時の為にある程度の距離でもしっかり自分の足で歩けるよう、小さいうちから散歩に出るようにしています。

 

散歩に出るのはもちろんリスクもありますが、最善の注意を払いながら、「自分の身は自分で守る」「交通ルールを守る」等を学ぶことが就学前の子ども達にとって大事な社会経験になってほしいと思います。

 

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